縮毛矯正の仕組みとプロセスをわかりやすく解説

Q&A

こんにちは、晃輔です。

なんか今更感もあるけど、今回は縮毛矯正についてです。

縮毛矯正は、くせ毛や縮れ毛を直毛に変えるための美容技術であり、髪の内部構造を化学的に変化させてまっすぐにするプロセスです。

これはもうご存知ですよね。では、その仕組みは知っていますか?

実はこの技術は日本発祥で、多くの人々が髪の悩みを解消するために利用しています。今回は、縮毛矯正の詳細なプロセスとアフターケアについて詳しく説明します。

縮毛矯正のプロセス

色々なやり方や考え方があるけどざっくりと流れはこんな感じ。

へ〜。そうなんだ。とはならんと思うので、もう少しだけ詳しく説明します。

  1. 前処理
    • シャンプーとトリートメント: 縮毛矯正前に髪をシャンプーし、髪に付着した汚れや油分を落とします。これにより、薬剤が髪に均一に浸透しやすくなります。その時の髪やクセの状態、使う薬の種類によってはそのまま塗布することもあります。シャンプー後、髪の状態を整えるために前処理のトリートメントを行うことも。
  2. 薬剤の塗布
    • 1剤(還元剤): 1剤には、チオグリコール酸アンモニウム、システイン、システアミンなどの還元剤と言われる成分が入っています。これらの成分は、髪の内部に存在する結合(S-S結合)を一時的に切ります。
  3. 放置時間
    • 浸透と反応: 薬剤が髪にしっかりと浸透し反応するまで、一定時間放置します。髪状態によって薬を塗り分けたり、ダメージ部分を保護するトリートメントを塗布します。
  4. 中間水洗
    • 薬剤の除去: 1剤をしっかりとすすぎ落とします。この段階で髪は非常に柔らかくなっており、形を変えやすい状態になります。この時の水洗はめちゃくちゃ大事です。これでもか!ってくらい流します。多分流され飽きます。
  5. アイロン処理
    • 熱による形状固定: 髪を乾かした後、高温のストレートアイロンを使って髪をまっすぐにします。アイロンの高温により、髪の内部のタンパク質が再配置され、まっすぐな形状が固定されます。あたかも縮毛矯正をした真っ直ぐすぎる感じか、自然で柔らかい質感かはここで決まります。腕の見せ所。
  6. 2剤の塗布
    • 2剤(酸化剤): 2剤には過酸化水素やブロム酸ナトリウムなどの酸化剤が含まれており、1剤で切断された結合を再結合し、新しい形を固定します。酸化反応を適当にやるのはNG。たっぷりドッカンと。これが最大の後処理。
  7. すすぎと後処理
    • 最終すすぎとトリートメント: ある程度時間を置いたら2剤をすすぎ、シャンプーをしてその後、髪に保湿成分を含んだトリートメント。髪の状態を安定化させたり修復を目的とした成分が含まれており、縮毛矯正後の髪を健やかに保つ効果があります。
  8. 仕上げ
    • 最終仕上げ: 髪を乾かし、必要に応じて再度アイロンで整えます。これで縮毛矯正のプロセスが完了し、髪はまっすぐで滑らかな状態になります。

縮毛矯正後のアフターケア

アフターケアに関して以前のブログで、縮毛矯正後の完全ケアガイドをまとめてありますので、そちらも合わせてご覧ください。

縮毛矯正後のケア完全ガイド:美しい髪を長持ちさせるためのヒント
縮毛矯正を施したあとの髪のケアは非常に重要です。この記事では、縮毛矯正後の初日のケア、適切な製品の選び方、日常のケアルーティン、スタイリングテクニック、季節ごとのケア方法を詳しく解説し、美しい髪を維持する秘訣をご紹介します。

縮毛矯正のメリットとデメリット

では、縮毛矯正をすることのメリット、デメリットをまとめていきましょう。

メリット

  1. くせ毛や縮れ毛をまっすぐにする: 髪を滑らかで管理しやすい状態にします。まあ、これは一番の目的ですな。
  2. 長期間持続する: 通常6ヶ月から1年程度、まっすぐで綺麗な髪をキープできます。
  3. スタイリングの時間短縮: 圧倒的に扱いやすくなるため、スタイリングの時間が大幅に短縮されます。

デメリット

  1. ダメージのリスク: 薬と熱を使用するため、髪にダメージを与えるリスクがあります。見誤るとビビリ毛になったりする可能性も、、、
  2. 費用がかかる: 美容室での施術が必要であり、費用が高額になることがあります。セルフでやるのは絶対ダメ。

総合的に見たらメリットの方が多く、くせで悩んでいる方は一度考えてみてもいいかもしれません。

一回の金額は確かに安くはありませんが、毎日を快適に過ごせる事と年間で見たら割とコスパはいいと思いますね。

縮毛矯正にまつわるQ&A

Q1: 縮毛矯正はどれくらいの頻度で行うべきですか?

 A1: 縮毛矯正の効果は通常6ヶ月から1年持続します。新しい髪が伸びてくるタイミングで再度施術を行うのが一般的です。

Q2: 縮毛矯正後の髪が乾燥するのはなぜですか?

 A2: 縮毛矯正は髪の内部構造を変化させるため、髪が乾燥しやすくなります。施術後は定期的なケアが重要です。

Q3: 縮毛矯正はどんな髪質でも可能ですか?

 A3: ほとんどの髪質に対応できますが、極端にダメージを受けている髪や非常に細い髪には慎重な対応が必要です。美容師に相談することをおすすめします。

Q4: 縮毛矯正後にパーマをかけることはできますか?

 A4: 縮毛矯正後にパーマをかけると髪に大きなダメージを与える可能性が高いため、避けた方が良いです。髪の健康を第一に考えましょう。

Q5: 縮毛矯正後に使用するべきヘアケア製品は何ですか? 

A5: 保湿効果の高いトリートメントやヘアマスク、熱保護スプレー、マイルドなシャンプーとトリートメントを使用することをおすすめします。


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