髪を染めると白髪が増えるなんてこと聞いたことありませんか?
カラーをするとダメージする。それはなんとなくわかると思いますし、実感している方も多いはず。
では、白髪が増えるとはどういうことでしょうか?
お客様との会話でもよく話題になります。
白髪染めを使うと、白髪は増えるんですか?
その可能性はありますね。
このような
その原因とそれに対する対策を解説していきます。
白髪になる原因
そもそもなぜ髪は色がついて生えてくるのでしょうか?
それは毛髪内に含まれている【メラニン】という物質が関係しています。
毛髪の色を決めるメラニンは、ユウメラニンとフェオメラニンの2種類があります。毛髪の根っこ部分(毛乳頭)をを包むようにメラノサイトがあり、その中でアミノ酸の一種であるチロシンを、、、
って専門的なことは置いといて
要は
黒っぽいメラニン→ユウメラニン
黄色っぽいメラニン→フェオメラニン
があります。で、日本人はこの黒っぽいメラニン(ユウメラニン)が多いので黒髪が多いんですね。
ちなみに毛髪内のメラニンの量が0%になると白髪になります。
何らかの影響でメラニンが出来なくなるわけですね。
メラニンが生成されない(白髪になる)要因はたくさんあるのですが、理由として挙げられるは
【加齢】【遺伝】【ストレス】【頭皮環境】【病気】などがあります。
そのうちの白髪染めは【頭皮環境】に該当するんじゃないかと思います。
白髪染めを使うことで白髪は増えてしまうのか?
結論から言うと、増えます。
いや、白髪染めだけが白髪になる直接的な原因でなく、増える原因になる可能性がある。といった感じでしょうか。
なぜ白髪染めを使うと白髪が増えるのか?
関係しているのは、白髪染めに含まれている過酸化水素。
過酸化水素を使用することによって、活性酸素を発生させます。
この活性酸素の酸化ストレスにより、色素幹細胞が働かなくなりメラニンが生成されなくなります。
白髪染めに限らず、ファッションカラーもパーマも頭皮につけると、白髪が増えるリスクはあると言うことですね。
・カラーの残留成分が頭皮にストレスを与えて、細胞に活性酸素が出現します。
・活性酸素の酸化で色素幹細胞が働かなくなります。
・頭皮の中の酸化が白髪のリスクになる。
こんな感じ。
なので白髪染めをした時(他のメニューも同様)に残留成分の無害化させることが、頭皮と、髪質環境を改善してくれます。
白髪染めをしても白髪を増やさない工夫
じゃあどうすればいいんですか?ってね。
はい、
僕がよくやるのは
- カタラーゼという酵素を使い残留した過酸化水素をを除去する
ですね。
カタラーゼってなんや?って方はこちら↓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カタラーゼ (catalase) は、過酸化水素を不均化して酸素と水に変える反応を触媒する酵素。
ヘムタンパク質の一種であり、プロトヘムを含んでいる。細胞内のペルオキシソームに存在し、過酸化水素を使って酸化・解毒をおこなう。
過酸化水素を水と酸素に分解して無害にしてくれるよーってやつですね。
これを含んだ処理剤をカラーの後にしてあげると、残留オキシを除去できるのでおすすめです。
カラー流した際に何もされなかったら、何も後処理されてない可能性がありますね。