前下がりボブの似合わせ|丸顔・面長を小顔に見せる方法
ボブのオーダーは多いです。
その中でも多いのは前下がりボブ。
「ボブにしたいけど、顔が大きく見えそうで不安…」
「丸顔(面長)が強調されたらどうしよう」
そんな風に感じて、カットに踏み出せない方は少なくありません。
実は前下がりボブは、設計次第で最も小顔に見えやすいスタイルのひとつなんです。

前下がりボブで叶える、小顔見せスタイル
今回は
- なぜ前下がりボブが小顔に見えるのか
- 丸顔・面長・エラ張りなど輪郭別の似合わせ方
- 失敗しやすいポイントと回避方法
- 朝ラクなスタイリング&オーダーの伝え方
などをお伝えしていこうと思います!
結論を先にお伝えすると、小顔見せは「角度×顔まわりの薄さ×毛先の厚み」の3要素で決まります。
あなたの輪郭と髪質に合う設計を、一緒に見つけていきましょう。
前下がりボブはなぜ小顔に見える?
縦ライン・斜めラインで輪郭を締める
前下がりボブは、後ろから前へ斜めに下がるラインが特徴です。
この斜めのラインが”縦の視線誘導”を作るため、顔全体が引き締まって見えます。

前下がり(右)は斜めライン、ワンレン(左)は水平ラインで視線誘導が異なる
平行ラインのワンレングスボブは横に目線が流れやすく、丸顔さんだと横幅が強調されがち。
一方、前下がりは自然と顔の外側へ視線を逃がすので、輪郭がぼやけて見える効果があります。
首元が見えると顔がすっきり見える
前下がりボブは襟足が短く、首の後ろ側がすっきり見えます。

襟足をすっきりさせることで首が長く見え、小顔効果がアップ
首が見える面積が増えると、顔と首の境界線がはっきりして小顔効果がアップします。
逆に、襟足が長すぎたり重すぎると、首が埋もれて顔が大きく見えることも。
襟足の”抜け感”は、実は小顔見せに欠かせない要素です。
顔周りの落ち方で”余白”が変わる
前下がりボブの最大のポイントが顔まわりの毛の厚み・長さ・落ち方です。

顔まわりの厚み違い|左:薄め(透け感)/ 右:厚め(カバー力)
- 顔まわりが薄い→頬やエラが透けて見える、華奢な印象
- 顔まわりが厚い→輪郭をカバーしやすいが、やりすぎると重くなる
この”余白のバランス”をどう取るかで、同じ前下がりボブでも全く違う印象になります。
顔型・輪郭悩み別「似合わせ設計」
ここからは、輪郭別に「どの設計が似合いやすいか」を見ていきましょう。
※顔型診断は傾向として参考にしてください。実際の印象は骨格・髪質・首の長さなども関係します。
丸顔 → 横幅を消す角度と顔まわりの薄さ
悩み
横に広く見える、幼く見える、フェイスラインが丸い

丸顔さん向け前下がりボブ|顔まわりを薄くして縦ラインを強調
おすすめの設計
- 長さ:あご下2〜4cm(あごラインより少し長めが◎)
- 角度:やや強めの前下がり(斜めラインで縦を強調)
- 顔まわり:薄めor毛先を細くして、頬を少し透かす
- 前髪:なし/流し前髪/シースルーで縦ラインを作る
NG例
❌ あごラインぴったりで切ると、横幅が強調される
❌ 顔まわりが厚すぎると、頬が詰まって見える
❌ 毛先が重いと丸みが強調され、顔も丸く見えがち
ポイント
丸顔さんは「縦ラインを意識すること」がカギ。前下がりの角度でしっかり斜めを作り、顔まわりは軽やかに仕上げると小顔見えします。
このように、斜めのラインと顔まわりの軽さで横幅が目立ちにくくなります。
面長 → 縦を詰める”長さ”と前髪/サイドバング
悩み
縦に長く見える、大人っぽく見えすぎる、顔が寂しい印象

面長さん向け前下がりボブ|前髪と丸みで縦の印象を和らげる
おすすめの設計
- 長さ:あごライン〜あご下1cm(短めで縦を詰める)
- 角度:緩やかな前下がり(斜めすぎると縦が強調される)
- 顔まわり:ふんわり丸みをつけて横幅を出す
- 前髪:あり/流し前髪/サイドバングで額を隠す
NG例
❌ 長すぎると縦ラインが伸びて逆効果
❌ 前髪なし×センター分けは額が強調されて面長が際立つ
❌ 直線的すぎるラインは優しさが出にくい
ポイント
面長さんは「横のボリューム+長さで縦を詰める」が基本。前髪やサイドバングで額や頬の面積をコントロールすると、バランスが整いやすいです。
長さを短めにして、横のボリュームを出すことで縦長感が軽減されます。
エラ張り → 角を隠す”当たる位置”と毛先厚み
悩み
エラが目立つ、顔が四角く見える、キツく見える

エラ張りさん向け前下がりボブ|毛先の厚みでエラを自然にカバー
おすすめの設計
- 長さ:エラより下(あご下2〜3cm)
- 角度:やや前下がり
- 顔まわり:エラの角に”ちょうど当たる厚み”を残す
- 毛先:内巻きor軽く外ハネでエラをふんわりカバー
NG例
❌ エラのラインぴったりで切ると、逆に強調される
❌ 顔まわりが薄すぎるとエラが透けて見える
❌ 毛先が外ハネしすぎると、角が目立ちやすい
ポイント
エラ張りさんは「毛先の厚み=カバー力」です。エラより少し長めに設定し、内巻きに動かすと自然に輪郭がぼやけます。
エラのラインに毛先が”ちょうど当たる”ように設計することで、角が目立ちにくくなります。
頬骨が気になる → 頬骨の”外側”に落ちる毛の作り方
悩み
頬骨が出て見える、影ができる、顔が立体的すぎる

頬骨カバー前下がりボブ|顔まわりの毛で頬骨の外側を包む
おすすめの設計
- 長さ:頬骨の下〜あごライン
- 顔まわり:頬骨の外側に”ふんわり落ちる毛”を作る
- レイヤー:入れすぎず、毛先に少し厚みを残す
- 前髪:サイドバング/流し前髪で頬骨カバー
NG例
❌ 顔まわりが薄すぎると、頬骨がくっきり見える
❌ 表面を削りすぎると、ボリュームが頬骨の位置に集中して逆効果
❌ 短すぎると頬骨の位置で跳ねてしまう
ポイント
頬骨さんは「毛先がどこに落ちるか」が重要。頬骨の外側に柔らかく沿うように設計すると、影が和らぎます。
頬骨の位置で跳ねないよう、毛先に厚みを残して柔らかく落とすのがポイントです。
あごラインが気になる → 前下がり角度とあご下の長さ設定
悩み
あごが尖って見える、逆にあごがない、フェイスラインがぼやける

あごラインカバー前下がりボブ|あごより長めで輪郭を包む
おすすめの設計
- 長さ:あご下2〜4cm(あごの形を隠す)
- 角度:強めの前下がりで視線をあごから逸らす
- 顔まわり:やや厚めに残して、あごを包む
- 毛先:内巻きでフェイスラインを優しくカバー
NG例
❌ あごラインぴったりで切ると、あごの形が強調される
❌ 毛先が外ハネすると、あごが尖って見えやすい
❌ 顔まわりが薄いと、あごのラインが丸見え
ポイント
あごラインが気になる方は、あごより長め+内巻きが鉄板。あごを隠しつつ、首元はすっきり見せるバランスが大切です。
あごのラインぴったりで切ると強調されるため、少し長めに設定して内巻きで包み込みます。
失敗しやすい前下がりボブの特徴
重すぎて”顔が詰まって見える”
顔まわりを厚く残しすぎると、輪郭が埋もれて顔が大きく見えることがあります。
特に毛量が多い方は、顔まわりだけ軽さを出すと抜け感が生まれます。
ただし「軽くして」だけでは伝わりにくいので、「顔まわりの内側だけ薄く」など具体的に伝えましょう。
薄すぎて広がる・パサ見えする
逆に、レイヤーを入れすぎて顔まわりがスカスカになると、広がりやすくなります。
くせ毛・湿気に弱い方は、表面を削りすぎないのがポイント。
毛先に厚みを残すと、まとまりやすくツヤも出やすくなります。
襟足が浮いてシルエットが崩れる(生えグセ/くせ毛)
襟足に生えグセがあると、ボブは浮きやすくなります。
カット時に襟足をやや短め+締めるように切ると、おさまりが良くなります。
襟足のくせが強い場合は、部分的なストレートやアイロンでの仕上げも選択肢に入ります。
前髪・サイドバングが合っていない
前下がりボブは顔まわりが主役なので、前髪の有無・サイドバングの長さで印象が大きく変わります。
- 丸顔さんが厚めぱっつん前髪→幼く見えやすい
- 面長さんが前髪なし→縦が強調される
- エラ張りさんがサイドバングなし→エラが目立つ
輪郭に合わせた前髪設計も、忘れずに相談しましょう。
前下がりボブの時短スタイリング
乾かし方(根元→顔まわり→毛先の順)

乾かす順番|①根元 → ②顔まわり → ③毛先
- ざっくり根元を乾かす(根元が湿っていると、後から形が崩れる)
- 根本をもちあげながら乾かす(自然な内巻きの土台を作る)
- 上から風を当ててあげる(形がキープされやすい)
この順番を守るだけで、スタイリングが格段にラクになります。
内巻き/外ハネを作る最短手順(アイロン/コテは簡潔に)
内巻き派
- ストレートアイロンで中間〜毛先をワンカール(3秒)
- または32mmコテで毛先だけ巻く(顔まわり→サイド→後ろの順)
個人的にはストレートアイロンがやりやすくて好き。
外ハネ派
- 毛先を外向きにアイロンorコテでワンカール
- 前下がりボブは外ハネでもバランスが取りやすい
どちらも共通
表面は触りすぎないこと。根元がふんわりしていれば、毛先だけで十分です。
バームorオイルの使い分け(量/付ける場所/付け方)

動画で解説してますので、ご覧下さい。
オイル
- ツヤ・まとまり重視
- 毛先→中間に、1〜2プッシュ
- サラッと仕上げたいとき
おすすめオイル→01ゴールデンホホバオイル
バーム
- ウェット感・束感重視
- 毛先中心に、米粒1〜2個分
- 動きを出したいとき
おすすめバーム→Voiバーム
共通NG
❌ 根元につけると、ペタッとして顔が大きく見える。内側はOK
❌ つけすぎると重くなり、小顔効果が半減
手のひら〜指の間まで伸ばしてから、全体になじませましょう。
湿気で崩れる日の対策(コーティング・固定の考え方)
- オイルを少量つけて、湿気をブロック
- 仕上げに軽めのスプレーで表面をコーティング
- 前髪・顔まわりは最後に冷風で冷ますと形が固定されやすい
くせ毛の方は、ホホバオイルとかで保湿してあげるのも効果的◎
美容室での伝え方
必ず伝える3点(輪郭悩み/なりたい印象/朝どれだけ時短したいか)
美容師が一番知りたいのは、次の3つです。
- 輪郭の悩み(例:丸顔が気になる/エラを隠したい)
- なりたい印象(例:大人っぽく/柔らかく/きちんと感)
- 朝のスタイリング時間(例:5分以内/アイロンは使いたくない)
この3つを最初に伝えるだけで、提案の精度が上がります。
写真の見せ方(正面・横・理想の質感)
オーダー時の参考写真例|正面・横・後ろの3方向があるとベスト
写真を見せるときは、正面・横・後ろの3方向があるとベストです。
前の感じや雰囲気だけでも大丈夫ですがあれば◎
- 「この長さとシルエットが好き」
- 「この顔まわりの感じが理想」
- 「この質感は求めていない」
など、具体的に指差しながら話すと、イメージのズレが減りますよ。
NGワード例「軽くして」「おまかせ」だけ など(理由も添える)
避けたいオーダー
❌ 「軽くしてください」だけ → どこをどのくらい気になっているのか不明
❌ 「おまかせで」だけ → 美容師が迷う(好みが分からない)
❌ 「いつもと同じで」 → 担当が変わると伝わらない
改善例
✅ 「顔まわりだけ軽くしたいです。表面は削らないでほしいです」
✅ 「輪郭カバーを優先したいので、厚みは残してください」
理由や希望を添えると、提案の幅が広がります。
髪質・悩み別の追加提案(必要な人だけ)
くせ毛・広がりが強い場合の選択肢
くせ毛の方は、カットだけでおさまることもあれば、ストレートやトリートメントを併用したほうがラクな場合もあります。
カットで対応する場合
- 毛先に厚みを残して、重みでおさえる
- レイヤーを入れすぎない
ストレートを部分的にかける場合
- 表面・顔まわりだけかける
- 襟足だけかけて、シルエットを整える
どちらが良いかは、くせの強さ・毛量・ライフスタイル次第です。担当美容師さんと相談しながら決めましょう。
白髪が気になる場合の”暗く見せない”考え方(明度設計)
白髪が増えてくると、カラーの明度(明るさ)で印象が変わります。
- 明るめ(8〜10トーン)→白髪が目立ちにくい、軽やかな印象
- 暗め(5〜7トーン)→落ち着いた印象だが、白髪が浮きやすい
カラーとカットをセットで相談すると、トータルで小顔見えしやすくなります。
ツヤ不足が気になる場合のケア(熱・摩擦・保湿)
ツヤがないと、どんなに良いカットでも老けて見えがちです。
自宅でできるケア
- シャンプー後はすぐ乾かす(自然乾燥はNG)
- アイロンは〜160度、同じ場所に3秒以上当てない
- 夜は軽くオイルをつけて、摩擦を防ぐ
美容室でできるケア
- 酸熱トリートメント、髪質改善メニューなど
- カラーと同時施行で、ダメージを抑える
ツヤがあるだけで、前下がりボブの小顔効果がさらに引き立ちます。
よくある質問(FAQ)
Q1:前下がりボブは丸顔に本当に合う?
A:
はい、合わせやすいです。ただし「長さ・角度・顔まわりの薄さ」で調整が必要です。あごラインぴったりだと横幅が強調されやすいので、あご下2〜4cm+顔まわりを薄めにすると、丸顔さんでも小顔見えしやすくなります。
関連記事:
→ 丸顔さんに似合う髪型|NGスタイルと小顔見せのコツ(内部リンク)
Q2:結べる長さはどのくらい?
A:
あご下3〜4cm以上あれば、ギリギリ結べる方が多いです。ただし前下がりボブは後ろが短いので、後れ毛が出やすくなります。「結ぶことが多い」場合は、少し長めにしておくと安心です。
Q3:くせ毛だと広がって無理?
A:
くせの種類によります。波状のくせなら、カットの厚みで抑えられることも多いです。逆に、チリチリした細かいくせや湿気で爆発するタイプは、部分ストレートや縮毛矯正を併用したほうがラクな場合もあります。カウンセリングでくせの状態を見せて、相談してみてください。
Q4:前髪あり/なし、どっちが小顔?
A:
輪郭によります。
- 丸顔:前髪なし/流し前髪で縦ラインを作ると◎
- 面長:前髪あり/サイドバングで額を隠すと◎
- エラ張り:サイドバングでエラをカバーすると◎
前髪の有無は、顔型とセットで考えるのがおすすめです。
Q5:オイルで重くならない?
A:
つけすぎると重くなります。スタイリング動画も参考にして下さい。
1〜2プッシュを毛先中心につけるだけで十分です。根元や表面につけすぎると、ペタッとして小顔効果が半減するので注意しましょう。
まとめ
今日からできる要点3つ
- 小顔見せは「角度×顔まわり×毛先の厚み」で決まる
同じ前下がりボブでも、設計次第で印象は大きく変わります。 - 輪郭の悩みは、オーダーで必ず伝える
丸顔/面長/エラ張りなど、悩みを具体的に伝えるだけで提案の精度が上がります。 - スタイリングは「乾かし方」が8割
根元→顔まわり→毛先の順で乾かすだけで、朝がグッとラクになります。
ぜひ参考にしてみて下さい。
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