こんにちは!表参道で美容師をしています、井上晃輔です。(http://www.threads.net/@kousuke.i_52 )
縮毛矯正やくせ毛でお悩みの方や30〜50代の大人女性のお客様を多く担当しています。
大人っぽいスタイルにしたい方や、髪質にお悩みのある方はお気軽にご相談ください。
今回は白髪についてです。
少し生えているだけでも目立ってしまい抜きたくなりますよね。
ですが、白髪は抜いても問題ないのでしょうか?よく「白髪を抜くと白髪が生える」なんていうことも聞いたりしますが、実際のところはどんな影響があるか知っていますか?
科学的根拠のない噂に惑わされずに、しっかりとした方法で白髪を手入れすることが大切です。
なぜ白髪を抜いていけないのか、白髪を抜くことで起きる影響や対処法について解説していきます。
白髪って抜くと増えるの?
白髪を抜くことで白髪が増えることはありません。でも増えて見えることはあるかも。
増えたように見える理由は、抜いた毛穴から生えてきた白髪がくせ毛になる可能性があるから。
くせ毛は直毛より白髪の方が目立ちますよね。
無理に抜くと毛根は傷つきます。そしてその傷ついた毛根は変形します。
白髪はまた同じ毛穴から生えてくるので、その白髪はくせ毛になる可能性があるという訳です。
白髪を抜くことで次に生えてきた白髪がうねり、
くせ毛になると、そのせいで白髪が余計に目立ち増えたように感じるってことですね。
白髪を抜いていけない理由
毛球へのダメージで髪が生えなくなる
1〜2回抜くだけで、すぐに生えてこなくなるということはないです。
しかし、何回も白髪を抜いていると毛球のダメージが多くなり生えなくなる事があります。
白髪の人ははげないという話もありますが、これは事実と関係ないですね。
ついつい抜いてしまう癖がある方は、今からでも抜かないようにした方が良いかもですね。
ダメージの原因になります。
白髪が気になり抜きたくなるのはわかりますが、抜いたらもっと大変なことになると理解し抜くのを我慢しましょう。
そうすれば未来は明るいです。
次に生えてくる髪が白髪になる
毛穴を傷をつける事で次に生えてくる白髪がくせ毛になる可能性はあります。
毛穴にダメージを与えると、元がストレートな髪質でも、うねった白髪が発生する原因になります。
加齢によって毛穴が歪んでしまうこともあるのですが、とどめを指すかのように毛穴に負担をかけるのはやめましょう。白髪はラスボスではありません。味方です。
そして白髪を抜くのは、今生えているその毛だけの問題ではありません。
同じ毛穴から、また新しい毛が生えてくるからです。
ですから、毛穴を健康的な状態に保つことは、髪質を継続的にケアするうえで必要不可欠と言えるでしょう。
いずれにせよ、髪や頭皮、毛穴へ与えるダメージを考えても「白髪を抜くこと」は得策とは言えなさそうです。
炎症によりかゆみや抜け毛も
白髪を抜くダメージで炎症が発生すると、かゆみが起きる事があります。この炎症がかゆみと共に抜け毛につながる可能性はあり。
もともと敏感肌の方は特に注意です。
白髪がかゆいから抜くということもたまに聞きますが、白髪自体はおそらくがかゆくないです。
白髪を抜くからかゆいのかもしれません。
炎症が広がると、頭皮の毛細血管がうっ血し、赤みが広がる可能性もあるため、頭皮の健康のためにも抜かないようにしたいですね。
さらに、白髪を抜くと楽しいのはストレスのサインかもしれません。自傷行為の一種なんじゃないかなって思います。
白髪を抜くメリットはないので、他のことでストレスを解消していくといいですね。
白髪を見つけたときの正しい対処法
抜かないようにした方が良いことはわかりましたが、そのまま放置していても良い方向に改善するとは考えにくいですね。
では白髪を見つけたときにはどのように対処したら良いのでしょうか。
白髪を切る(カットする)
抜かずに切ることがおすすめ。
白髪用に、眉などにも使える小さなハサミでいいので用意しておくと便利です。
周りの黒髪を切らないように、鏡で確認しつつ抑えながら根本付近から切ってみてください。
髪を染めてヘアカラーを楽しむ
最近の傾向として、明るい白髪染めが多いように思われます。白髪は染めたけど髪は暗くしたくない。って悩んでいる方ですね。
最近では、白髪は染めたいけど髪は暗くしたくないと悩んでいる方が多いです。
白髪染めというと真っ黒にするイメージが強いかもしれませんが、ハイライトやグラデーションを入れたり、トーンアップさせたりするカラー手法を選ぶ人が増えています。
僕のおすすめは明るくても綺麗に染まるような配合です。ファッションカラー感覚でヘアカラーを楽しめますよ!
白髪が生えてきても過度に落ち込まずに、新しいスタイルを取り入れながらオシャレを楽しんでみてはいかがでしょうか?
白髪染めから自分らしさを表現することもできますよ。
白髪を増やさないための予防法
これから白髪を増やさないようにするために何ができるでしょうか。
シャンプーのときの注意点もお聞きしました。すぐに実践できて、家でも簡単に行える方法ばかりなので生活のなかで取り入れてみてくださいね。
頭皮マッサージ
白髪を増やさないためにできる対策は頭皮の血行改善です。
次に頭皮の皮脂汚れを丁寧に取り去り、炎症やかゆみを発生させないことです。
頭皮の血行が悪くなると髪に栄養や水分が行き渡らなくなり、メラニン色素を作る部分がうまく機能しなくなり白髪になってしまう可能性があります。
頭皮を頭頂部に集めて持ち上げるようなマッサージを毎日するのがおすすめ。
頭頂部には筋肉がないので、外から動かしてあげる必要があります。
頭皮と顔は同じ一枚の皮膚なので動かすことによりリフトアップされ小顔効果も期待できますよ。
また、シャンプーのときに、爪を立てて洗ったり刺激を与えすぎると炎症につながるので気をつけてください。
シャンプー時は頭皮や髪をゴシゴシこすらず、揉みだすように洗うようにすると◎
さらに、かゆみを発生させる原因として、頭皮の乾燥があります。
最近では頭皮用の化粧水やシャンプーブースターなども販売されているので、保湿の際に使用してみてはいかがでしょうか。
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保湿力が格段にUPし頭皮や髪に潤いを保ち、洗顔・ボディソープにも使え肌のつっぱりを抑えてくれます。
白髪にまつわるQ&A
白髪については様々な噂がされています。
どれも本物のように聞こえますが、実際はどうなのでしょうか。
もしかしたら、今まで信じて行ってきたルーティンが実はあまり意味がないものだったなんてこともあるかもしれません。
Q. 白髪は伸びるのが早い?
A.白髪の伸びる早さは、黒髪とほとんど変わりません。
髪の毛は本来白く、色素を含んでいないのですが、遺伝や紫外線の多い地域ではメラニン色素が含まれて黒くなります。
メラニン色素のない白髪の方が、黒髪よりも強度が高く張りがあり目立つため、成長を早く感じるのかもしれません。
あと、色的にも光っているから目立ちますね。
この記事では、白髪を抜くのがだめな理由と対処法を解説しました。
ただしい情報を身に着けると少し安心ですね、白髪と自分らしく向き合っていきましょう。
Q.若白髪の人ははげない?
A.これも根拠のない噂ですね。白髪と薄毛の要因は別だから両方なる可能性があります。
髪の色は毛根の色素細胞で作られるメラニン色素の量で決まるので、ストレスや加齢でメラニン色素が作られなくなると白髪になります。
薄毛は毛穴周辺組織が衰えて髪の毛そのものが作られない状態。白髪と薄毛は別の要因なので、両方なる可能性もありますね。
Q.薄毛や白髪は遺伝?
A.遺伝の影響はあるが30代以降。
顔や体のように髪質も遺伝的な要素があります。
遺伝によって薄毛や白髪が進行するのは30代以降。もし将来が気になるなら、早めに頭皮ケアを始めて頭皮環境を整えておくのもひとつの方法です。
Q.わかめっていいの?
A.わかめだけをたくさん食べても髪は増えない。
わかめのミネラル分が髪にいいことは確かですが、これだけを食べていれば髪がたくさん生えるわけではない。形に似ていることから、昔の人がそう思ったのだろうか
髪に必要なのは、バランスのいい食事です。
増やすならタンパク質を増やしましょう。
詳しくはこちらの記事を見て下さい!
今回は白髪を抜いてもいいのかについて解説をしました。
正しい情報を知っているだけでも、今後どのように過ごせばいいかわかるので安心ですね!
今日からのケアの参考にしてみて下さい。