朝は忙しいのに、髪は「広がる・ぺたんこ・巻きが取れる」。
そんな30〜50代の大人女性にこそおすすめなのがくびれミディアム。首元に“くびれ”をつくることで小顔効果が出やすく、レイヤーで動きを足すから、乾かすだけで軽やかな抜け感が生まれます。
セットも簡単で再現性の高いこのヘアスタイルを紹介していきますね!
くびれミディアムとは?(シルエット・重心・首元の抜け感)
では、早速くびれヘアについてざっくり解説していきます。
まあ要は、毛先が外ハネになっていてその上にボリュームがありくびれたシルエットになっているヘアスタイルのことですな。
- シルエット:トップ〜耳下は適度な丸み、肩〜鎖骨付近でキュッと絞れるライン(くびれ)
- 重心設計:ボブよりやや下、鎖骨付近に重心を置くことで、大人っぽい落ち着きと軽さを両立。
- 首元の抜け感:毛先の外ハネや内巻きをミックスし、首の細見えとフェイスラインの引き締め効果。
- レイヤー:表面〜顔周りに低〜中レイヤーを入れて動きをコントロール。パサつきが出やすい方は「入れすぎない」のがコツ。

メリット・デメリット(扱いやすさ/結べる長さ/伸びても崩れにくい)
続いてはメリット、デメリットについて解説していきます。基本的にはメリットが多いのですが、少なからずデメリットもありますので、これからくびれヘアにしようと考えている人は参考にしてみてくださーい。
メリット
- 小顔効果:くびれと顔周りレイヤーで輪郭をタイトにすることができるので小顔に見えます
- 結べる長さ:うん、結べます。ミディアムなのでひとつ結び・ハーフアップもOK。
- 伸びても崩れにくい:くびれ設計がベースにあるので、2〜3か月伸びてもアウトラインが保ちやすい。伸びてきたらレイヤーの部分を切り直すことが多いかな
- 時短:毛先から乾かす→根元方向の順で形が決まりやすく、朝の手間が減る。
デメリット(対策付き)
- 広がりやすい髪質:レイヤーを入れすぎるとパサついて見えたりすることも…。→低〜中レイヤー+量感は内側中心で調整。
- 直毛で動きが出にくい:→ポイントパーマやアイロン前のバームで束感を。
- 肩ではね過ぎる:→くびれ位置を5〜10mm調整&外ハネを“意図”として活かす設計にしてもいいかも。
似合う人の特徴(顔型・髪質・生えグセ・ライフスタイル)
私に似合うの?顔型とか色々あるじゃん?って思う方の人にここを意識するといいよってポイントもまとめておきます。どうぞ。
- 顔型
- 丸顔:頬にかかるレイヤーで幅をカバー。
- 面長:前髪あり+サイドにふんわりで縦長を中和。
- ベース:あごラインを外すくびれで角をソフトに。
- 髪質
- 直毛:ツヤが出やすい。動きが欲しければ軽いパーマやアイロンでSカール。
- くせ毛:くびれ×レイヤーで動きを“味”に。うねりが強い・広がる場合は[自然な縮毛矯正]の検討が◎。
- 生えグセ:前髪が割れる・襟足が浮く方はドライの順番(後述)とくびれ位置が重要。
- ライフスタイル:結ぶ機会が多いなら鎖骨〜鎖骨下、下ろす日が多いなら肩ラインが扱いやすい。

オーダー方法(長さ/くびれ位置/レイヤー/量感/前髪)
カウンセリングで伝えるとスムーズなチェックリストもまとめておくのでお使いくださいませ。
- 長さ:肩・鎖骨・鎖骨下のどれ?(結ぶ頻度も一緒に)
- くびれ位置:耳下3〜4cm/肩付近/鎖骨上など。首を細く見せたいならやや高めが効果的。
- レイヤーの入れ方:
- 軽やか見せ=レイヤー中
- 落ち着き重視=レイヤー低め
- 顔周りだけ差をつける=フェイスレイヤー
- 量感:表面は残してツヤ優先/内側を中心に間引く。毛先は削りすぎない。
- 前髪(前髪あり・なし):
- あり:薄めシースルー/長めで流す/目上ラインで大人っぽく。
- なし:センター・サイドパートで横幅を作り、トップにボリューム。
例:「鎖骨くらいの長さで、くびれはやや高め。表面は低レイヤー、顔周りだけ動きを。量は内側を中心に軽く。前髪は薄めのシースルーで目上。」
イメージ写真とかもあれば、互いの擦り合わせもできるのでなおいいです。
スタイルバリエーション
1)前髪あり(やわらかい印象×小顔効果)
シースルーバング+くびれで頬の幅をカバー

[前髪あり・耳掛け/外ハネミックス]
2)前髪なし(大人っぽい抜け感)
センター〜サイドパートで縦長バランスを調整

[前髪なし・外内巻きベース]
3)パーマ合わせ(時短・持ち感UP)
ワンカール〜Sカールのニュアンス。表面は弱めで上品に。

[低温デジタルパーマ想定]
4)結べる長さ(オフィス・ジム・子育てシーンに)
低めの一つ結びでも後れ毛と顔周りレイヤーで今っぽく。

スタイリング&ケア(毛先から乾かす→根元方向へ/バーム仕上げ/湿気対策)
乾かし方(毛先→根元の順)
- タオルドライ後、アウトバストリートメントを毛先中心に。
- ふんわりと根本を立ち上げるようにドライ→中間→毛先の順でドライ。
- 先に毛先のカールを“仮固定”することで、くびれが決まりやすい。
- 最後に冷風でキューティクルを整え、形をロック。
スタイリング (コテ、アイロン)
カールアイロンを使って毛先を外ハネワンカールすると、くびれたラインになりやすい。
外ハネが難しいという声も聞くので良かったらこちらもご覧ください。(僕が外ハネのやり方を解説してます)
仕上げ
- バームorオイル(好みで):全体の内側→毛先→表面→前髪の順に“薄く”なじませる。つけすぎないのがコツ。
- ほどよい束感とツヤ、首元の抜け感が際立つ。
よくあるQ&A(うねり・広がり・白髪対策・持ち)
Q1:うねりが出やすくて形が決まりません。
A:くびれ位置を高めに設定し、顔周りは長めレイヤーで流れを作ると扱いやすく。湿気日は耐湿ミスト+冷風仕上げが効きます。
Q2:広がるのが悩み。レイヤーは入れない方がいい?
A:入れすぎはNGですが、低〜中レイヤーで必要最低限の“逃げ道”を作ると逆に収まりが良くなります。量感は内側中心に。
Q3:白髪が気になる。くびれミディアムと相性は?
A:明度差の小さいカラーやぼかしハイライトで生え際が目立ちにくく。分け目を固定しないスタイリングも有効。
Q4:スタイルはどれくらい持ちますか?
A:2〜3か月はシルエットがキープしやすい設計。
Q5:前髪あり・なし、どちらが小顔に見えますか?
A:顔型や額の高さ次第。丸顔→前髪ありで横幅カバー/面長→前髪あり+サイドのふくらみ。ベース型→前髪なしで縦ラインを足すのも◎。
失敗しないポイント(NG例と回避)
- NG1:毛先の量を削りすぎる → パサ見え&持ちが悪化。
回避:内側中心に量調整、表面は厚みを残してツヤ優先。
- NG2:レイヤー入れすぎ → 広がり・ハネ過多。
回避:低〜中レイヤー+くびれ位置の微調整(5〜10mm)
- NG3:前髪が割れる → 老け見えやすくなる。
回避:乾かし始めに前髪→根元→毛先の順で。分け目は乾く前にコーミング。
- NG4:湿気日にアイロンの温度だけ上げる → ダメージ進行。
回避:耐湿ミスト→低温〜中温→冷風。熱は短時間×点で当てず面で。
- NG5:肩で“意図しない”ハネ → 形がバラつく。
回避:外ハネを“意図”として設計し、内巻きMIXで立体感に。
まとめ&予約CTA(相談導線・内部リンク)
くびれミディアムは、小顔効果と時短を両立する大人女性の強い味方。
顔型・髪質・生活に合わせてくびれ位置×レイヤー×量感×前髪を細かく設計すれば、毎朝の“うまくいかない”が“うまくいく”に変わります。
まずは似合わせ診断から、お気軽にご相談くださいませ。
- もっと収まりを良くしたい方へ → 自然な縮毛矯正の解説
- 直線的でキリッと見せたい日も → 前下がりボブの完全ガイド
- 朝の手間をもっと減らすなら → ブロー時短テクまとめ
ご予約・相談はこちら → LINE/ホットペッパーの予約リンクへ